「コーポレートサイト経由での問い合わせが増えない」
「コーポレートサイトの情報が古くなったため、改善したい」
このようなお悩みを持つ方の多くが、コーポレートサイトのリニューアルを検討されるのではないでしょうか。
ですが、闇雲にリニューアルしても効果は期待できません。
この記事では、コーポレートサイトの改善を適切に進められるよう、押さえておくべきポイントやリニューアルの流れなどを解説します。
コーポレートサイトをリニューアルする際は、改善目的によって押さえておくべきポイントが異なります。
以下の目的別に、具体的にどのようなポイントを重視するべきか解説します。
コーポレートサイトのデザインを改善したい場合は、Webデザインの流行りだけを重視するのではなく、どのようなターゲット(ペルソナ)に届けたいのかを整理しましょう。
ペルソナを設定する際には、名前・年齢・性別・住所・職業以外にも、具体的な人物像や抱えている課題などが必要になります。
まずは、実際に製品を購入している顧客からイメージすることがおすすめです。
データを踏まえた根拠あるペルソナを設定することで、ターゲットのニーズを理解したデザインを設計することができます。
見込み客からの問い合わせや資料請求など、CVの獲得数を増やしたい場合は、CTAや導線を工夫するのが効果的です。
CTAとは「コール・トゥ・アクション」の略で、ユーザーの行動を促すようなメッセージやボタンを指します。
<CTAで促す行動の例>
ユーザーの検討状況に応じたCTAボタンを設置することで、ユーザーに次の行動を促すことができます。
CTAについては、以下の記事で解説しているので合わせてご参照ください。
また、ボタンを設置するだけでなく、コーポレートサイト内での導線を改善して、ユーザーが目的のページまで辿りつきやすくすることも重要です。
ユーザーのニーズや行動を分析し、適切なCTAを設置することで、CV獲得率の向上に繋がります。
いくら良い製品やサービスでも、ユーザーに認知されていない状況のままでは、良い結果には繫がりません。
一時的にアクセス数を上げるためのWeb広告に頼らず、検索結果の上位に表示させるSEO対策を実施することが重要です。
なお、SEO対策には、以下の2種類があります。
コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図に沿った質の高い情報を継続的に発信し、自然検索からアクセス数を増やしていく手法です。
コンテンツSEOでは、ターゲットにどんなニーズがあるのか、先読みするキーワード選定やコンテンツ設計が特に重要になります。
一方のテクニカルSEOとは、コーポレートサイトの内部構造を整え、検索エンジンへの情報提供を最適化する作業を指します。
例えば、以下のような対策がテクニカルSEOに該当します。
内部構造だけ整えるSEO対策だけではなく、コンテンツSEOにも精通している専門業者にも意見を聞きながら、自社に不足しているSEO対策などを理解し、対策をおこないましょう。
コーポレートサイトの運用や保守において外注コストが負担になっている場合は、自社で簡単な更新まではできるように、環境を整える必要があります。
例えば、WordPressのようなCMSを導入することで、専門知識がないスタッフでもサイトの更新ができるようになります。
また、サーバーやドメインの更新は自社でおこなうことが比較的容易なので、できる限り自社で管理しましょう。
どこまでの管理を任せるかによっても、運用・保守にかかるコストは大きく変化するので、自社でできる部分がないか、確認してみてください。
コーポレートサイトのデータを分析できる環境が整っていない場合は、下記のようなツールを導入することをおすすめします。
Googleアナリティクス(GA4)の解析方法については、以下の記事で解説しているので合わせてご参照ください。
サイト表示速度の計測方法や改善方法については、以下の記事で解説しているので合わせてご参照ください。
いずれのツールも無料で利用することができます。
現状を分析することで、施策の効果や改善ポイントを把握できるようになります。
コーポレートサイトのリニューアルは、3年〜5年の周期を目安におこないます。
サイトの規模にもよりますが、5年以上リニューアルされていなければ、優先的に計画を立てることをおすすめします。
また、周期に満たなくても、以下のような課題が生じていればコーポレートサイトをリニューアルすることを検討しましょう。
まず最初に、コーポレートサイトの目的は定まっていますか?
目的をはっきり定めておくことで、解決方法が検討しやすくなり、結果の分析が容易になります。
<目的の一例>
また目標数値には、「コーポレートサイトからのお問い合わせを月10件獲得する」など、なるべく具体的な数を設定しましょう。
次に、自社のコーポレートサイトの現状を把握する必要があります。
Googleアナリティクスを活用し、コーポレートサイトの解析データを確認しましょう。
<確認項目の一例>
さらに競合サイトも分析し、自社の強みや差別化ポイントを洗い出しておくのもおすすめです。
コーポレートサイトから現状を分析し、課題点が見つかったら、いくつか解決策を考えてみましょう。
コーポレートサイトをリニューアルするには大きな費用がかかります。
なるべく複数の制作会社に見積りを依頼し、選定しましょう。
<選定のポイント>
サイト制作に必要な事前知識と、広島県内でおすすめの制作会社については、以下の記事で解説しているので、合わせてご参照ください。
制作会社が決定したら、ワイヤーフレーム(サイトの設計図)やデザイン作成が始まります。
ここでも、サイトの目的やターゲットにきちんと立ち返りながら、利用するユーザーにとって使いやすいサイト設計であるかをチェックしましょう。
また、必要な素材(写真や動画、原稿など)についても、制作会社と適宜連携しながら用意しましょう。
コーポレートサイトは公開して終わりではなく、アクセス状況を監視して効果測定をし、改善点があれば随時対応する必要があります。
当初設定したリニューアルの目標を達成したら、新しい目標を設定し、改善を繰り返してコーポレートサイトをブラッシュアップしていきましょう。
コーポレートサイトを改善する際には、以下の2つの点に注意する必要があります。
コーポレートサイトをリニューアルしても、すぐにアクセスが増加するわけではありません。
効果測定をしてPDCAを回していくことが必要です。
また、制作会社を変更した場合は、著作権にも注意しましょう。
契約内容によっては、以下の項目を新しい制作会社に引き継ぎができない場合があるので、サイト制作時の契約をあらためて確認することをおすすめします。
コーポレートサイトを改善する際は、きちんと目的を定め、ポイントを押さえた施策を実行する必要があります。
まずは、Googleアナリティクスやサーチコンソールといったツールで、コーポレートサイトのアクセス数や検索順位を把握してみることをおすすめします。
またクランチタイマーでは、コーポレートサイトのリニューアルや一部改善のご依頼も承っております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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