

株式会社横山セイミツは、明治2年8月に手縫針の製造業として広島で創業された歴史のある会社です。
現在では針製造のほか、裁縫具、文具用ピン、プラスチック成形、カープグッズなどそのクリエイティブは多岐にわたります。
クランチタイマーでは、横山セイミツで自社開発されたストレッチソックス®︎という商品専用のアプリ開発を担当させていただきました。
ストレッチソックス®︎専用アプリ開発概要
「健康を意識すること」をカタチに。
ストレッチソックス®︎は「簡単」に、「わずかな時間」で、「続けやすい」を追求している商品です。
しかし、商品購入後個人でストレッチを継続することは容易ではありません。
まずご相談いただいたのは、ストレッチソックス®︎を継続して使用するための仕組みづくりができないか、ということでした。
Youtubeなどでの動画視聴でもストレッチ方法を伝えることができますが、継続して試聴してもらうハードルは高いです。
そのため3つのコンセプト(「簡単」に、「わずかな時間」で、「続けやすい」)をサポートできるようなストレッチソックス®︎専用アプリの制作を目指しました。
リーンキャンバスで、本質的な価値の洗い出し
ストレッチソックス®︎専用モバイルアプリ制作にあたり、まずリーンキャンバスを作成しました。
このアプリで
「何を解決したいのか」
「ストレッチソックス®︎独自の価値はなんなのか」
「顧客セグメントはどこなのか」
などを明確にし、このアプリの本質的な価値はなんなのかを明らかにしました。
開発途中でも、実際に横山セイミツが目指しているものを作成できているかを定期的にミーティング、アプリのレビューを行っていただき、ストレッチソックス®︎の価値をしっかり見出せるよう制作いたしました。
また、iOSとAndroidアプリを同時制作できるFlutterで開発することで、開発コストの削減を実現しました。
ターゲットの絞り込み
当初から「高齢者」「女性」「主婦」といった大まかなターゲットは決まっていましたが、更に一歩踏み込んで、アプリを使用する方のペルソナ設計をおこないました。
ペルソナに当たる方たちにモニターアンケートを行い、どの時間帯にストレッチをする人が多いか、どうすれば習慣化につながるかを調査しました。
モニターは30代〜50代の主婦の方が中心です。
「使い始めて1週間でどのくらい続けられているか」「どの時間帯にストレッチをおこなうことが多いか」など15項目に答えていただきました。
その結果、日中は家事で時間がなく、お子様が寝た後や、家事がひと段落した寝る前にストレッチをする方が圧倒的に多いことが分かりました。
そこで、寝る前に見る画面としてデザインは適切かどうか、寝る前に行っても負担がないストレッチ内容か、といった検証を行いました。
「習慣化」するためには?
ストレッチ継続の仕組み作りとしてアプリを制作することとなりましたが、ただアプリを作るだけでは「習慣化」してもらうことは難しいです。
そのため、動画の構成や見せ方、どうすれば習慣化するかを脳科学的な観点からも検証を行いました。
アプリのインストール直後には、負荷が低く比較的簡単なストレッチが表示されるため、負担を感じることなく始めることができます。
継続数が上がるにつれて、負荷の高い筋トレやストレッチが表示されるようになっています。
また、ストレッチの種類ごとに効果も異なるため、画面で分かりやすく表示させました。
ストレッチ動画は、ユーザーが身体の悩みに合わせて簡単に選ぶことができますが、あえて動画は最初から全てを選択できるようにはせず、ハードルの低いコンテンツから表示し、習慣化を促しています。
ストレッチを終えた後は、1日1回スタンプが貯まります。
心理的ハードルを下げるため、1日1回ストレッチを実施してもらえばよいと考え、スタンプも1日ごとにしか押されなくなっています。
そしてそのスタンプを21日分貯めるとプレゼントがもらえるという機能も習慣化につながる仕組みのひとつです。
また、細かなアニメーションなども取り入れ、ユーザーの操作性を考慮したものに仕上がっております。
ストレッチソックス®︎をご購入いただいた方にすぐ利用してもらえるよう、パッケージにQRコードが印字してあり、そこからアプリのダウンロードが可能です。
アプリのダウンロードはこちらから
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