この記事では、2023年9月にクランチタイマーで話題になった最新のWebサービスやアプリについてご紹介していきます。

新しいAIアシスタント「Zoom AI Companion」 が登場

https://blog.zoom.us/ja/zoom-ai-companion/

Zoomは有料アカウントユーザー向けに「Zoom AI Companion」を提供します。

具体的な機能やメリットとしては、下記の通りです。

• ・会議終了後に参加者全員に対して自動的にサマリーを送付できる。
• ・欠席したミーティングでもAIが作成したサマリーを読めば概要を把握できる。
• ・会議に途中から参加してもAIに質問することで、迅速に話の流れについていける。
• ・会議後には重要なポイントを強調表示したり、出席者が実行すべき次のステップを作成してくれる。
• ・クラウドストレージに録画した動画をスマートチャプターと呼ばれるセクションに整理・分割し、必要なところだけすばやく確認することができる。
• ・文章の作成から返信までのプロセスを支援する AI Companion の提案機能も。

対象のZoom有料プランを登録中の場合は、追加料金なしで利用できます。

プランについてはこちらからご確認ください。

User Testingが「UserTesting AI」を新たに導入

https://www.usertesting.com/

UserTesting は、30か国以上の多様なユーザーの中から自社が望むテストユーザーと繋がり、Webサイトやアプリなどにおけるフィードバックを迅速かつ簡単に取得できるサービスです。

今回新たに発表されたAIを活用することで、ユーザーテストを実施する企業は反復的なタスクの負荷を軽減することが可能になります。

具体的には、下記のようなことが可能になります。

• ・主要な学習内容を自動的に要約が可能。
• ・大量の動画、テキスト、行動データを自動的に合成して、複数のセッションからのパターンや異常などを特定、どこに注目すべきか素早く判断できる。
• ・興味深いデータポイントとハイライトのリストを入手できる。
• ・生成されたすべての洞察をソースまで追跡できるため、自動生成された洞察を迅速に検証し、推奨事項を裏付ける証拠を得ることができる。

これらの機能により分析にかかる時間や手間は削減され、ユーザーのインサイトの見落としを防ぐことにも役立ちそうです。

AIがWebサイトを自動で生成「Relume Ipsum」

https://www.relumeipsum.com/

Relume Ipsum は、AIによってWebサイトに必要なコンテンツ、レイアウト、完全な構造を数分で自動生成するデザインプラットフォームです。

Webサイト制作において、最も時間のかかる部分はコンテンツの計画とページリンクです。

このプラットフォームでは、ユーザがページのテーマに関する記述をすることで、Webページのコンテンツやレイアウト、完全な構造を数分でAIが自動生成することが可能です。

ただし、あくまで作業負荷を減らすためが目的であり、創業者のDan Anisse氏は「デザイナーの仕事の70％を支援し、残りの30％をデザイナーに任せて、自分たちのスタイルを作ってもらうだけだ」と述べています。

デザイナーはこれらをベースとしてカスタマイズすることももちろん可能であり、Webサイトを完成させるまでの作業負荷を確実に減らすことができるでしょう。

モバイルにスマートIDをVisaプリペイドアプリ「TwooCa」

https://www.site.twooca.com/wallet

TwooCa（ツウカ）は、決済機能付社員証アプリ、およびWebサービスです。

社員証などの｢ID｣とフィンテックを組み合わせた｢ID Tech｣としてサービスを展開しており、社員は企業から付与されるポイントを通してアプリ内で商品やサービスを購入することができます。

これにより従業員の満足度が向上し、離職率が低下するというメリットも。

また9月6日、TwooCaを提供する株式会社Kort Valutaは決済機能と健康管理機能を搭載したスマートリング「TwooCa Ring（ツウカリング）」を発表しました。

こちらの指輪型のスマートリングTwooCa Ringは、発行したプリペイドカードと紐づけた決済や、心拍数や体温、睡眠時間、歩数などのデータを取得するヘルスケアデバイスとしても利用できます。

食事支援で社員を元気に「うぇるもぐ」

https://www.officedeyasai.jp/

うぇるもぐは全国のコンビニエンスストアや飲食店を対象に、個人の健康状態に合わせた食事支援ができる福利厚生アプリです。

リモートワークや複数の拠点での勤務がある企業では、働き方に応じた公平な福利厚生を届けることが難しくなっています。

うぇるもぐでは、個人の健康状態に合わせて食事をレコメンドしてくれるだけではなく、食事を撮影し送信するとAIが採点し栄養バランスの良い食事であれば報酬（ポイント）が貰うことができます。

貯めたポイントはPayPay、Amazonギフトカード、LINE Payに交換が可能で、現金として銀行振込することもできます。

農地の相続手続きを効率化する「そうぞくドットコム農地」

https://so-zo-ku.com/farmland

そうぞくドットコム農地は、全国の農地の相続・贈与に関する名義変更手続きをオンラインで簡単に行えるサービスです。

相続発生時の名義変更をスピーディかつ、安心の低価格で行えることが魅力で、これまで9,100件以上の農地名義変更をサポートしています。

農地の所在地は全国どこでも可能で、役所に行く手間もかからずスマホ一つで簡単に手続きをすることができます。

2024年4月1日より相続による不動産名義変更が義務化されるため、名義変更の手続きに悩んでいる農家の課題解決に役立つサービスとなりそうです。

おわりに

以上、2023年9月にクランチタイマーで話題になったWebサービスやアプリを紹介しました。

次回も最新のWebサービス・アプリについてご紹介するので、お楽しみに！