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話題の最新Webサービス・アプリ・AIツール6選(2023年5月)

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Crunchtimer株式会社

著者:クランチタイマー株式会社

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クランチタイマーはアプリ・Webサービスなどの開発を手掛けるWebデベロッパーです。ブログ記事ではロジカルで最適な手法を伝え、課題解決の手助けとなる情報を惜しみなく提供していきます。



この記事では、2023年5月にクランチタイマーで話題になった最新のWebサービスやアプリ、AIツールについてご紹介していきます。

GoogleのChatGPT対抗AI「Bard」が日本語対応

Googleは2023年5月11日、AIチャットボット「Bard」を180以上の国と地域にわたって一般公開するとともに、日本語と韓国語に対応することを発表しました。

2021年までの情報しか学習していないChatGPTと違い、リアルタイムでインターネットに接続可能な点が注目されています。

また、Bardは音声入力やテキストの書き出しにも対応しています。

Bardのホーム画面は、文字のアニメーションと「Bardを試す」ボタンのみという非常にシンプルなつくりです。

早速試してみると、3種類のお試し例文が表示されました。

「日本料理とイタリアンの共通点は?」を選択してみました。

以下がBardからの回答です。

回答は左下のボタンからGoogleドキュメントにエクスポートすることや、Gmailに下書きを作成することが可能です。

右下のボタンからは文章のコピーができます。

Bardは数ヶ月以内にAdobe「Firefly」と連携し、画像の自動生成をおこなうことも発表されています。


引用元:Adobe blog

GoogleはAI分野において大幅な遅れを取っている印象でしたが、大胆な巻き返しを図っています。

ChatGPT 公式 iOSアプリが登場

ChatGPTは、今や誰しもが知るAIチャットサービスです。

そのChatGPTから遂に公式iOSアプリが登場しました。

2023年5月26日には日本でも提供が開始されました

ダウンロード後のTOP画像はこちらです。

色は数秒ごとに切り替わる仕様となっています。

ログインして早速アプリで会話を開始しました。

ChatGPTのWeb版とアプリの違いを聞いてみました。

公式アプリの登場で益々ChatGPTの認知度向上と利用率の増加が予想されます。

現在はiOS版のみの提供となっていますが、今後Androidにいつ対応するのかにも注目が集まっています。

ただし、前述したBardなど新たなライバルの登場で、今後オープンチャット分野においてどのブランドが生き残るのか熾烈な争いが始まっています。

食べログ、ChatGPTプラグインの提供を開始

2023年5月6日、食べログ運営会社である株式会社カカクコムは、OpenAI社の対話型AI「ChatGPT」向け機能拡張ツール(ChatGPTプラグイン)の提供を開始しました。


引用元:KAKAKU.COM

ユーザーが「明日の19時に4人で入れる渋谷の焼肉屋さんを教えてください」とChatGPTに入力した場合、
食べログが提供する情報をChatGPTが取得し、ネット予約できる飲食店を最大5件表示、各店舗について以下の情報を提供するというものです。

  • ・店舗名
  • ・食べログ点数
  • ・エリア
  • ・ジャンル
  • ・予約ページへのリンク
  • ・店舗画像

このプラグインにより、飲食店のネット予約がとても便利になることは間違いありません。

早期アクセスプログラムが開始「Microsoft 365 Copilot」

2023年3月に発表されたMicrosoft 365 Copilot(コパイロット)は、Microsoftが提供するMicrosoft 365のアプリケーションに統合されたAIアシスタントです。


引用元:Windows Blogs

Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなど日常的にビジネスで利用しているMicrosoft 365に組み込まれた形で提供されます。

Microsoft 365 Copilotの登場により、メールの作成や返信、Excelでの表やグラフの作成、PowerPointでのプレゼンテーションの作成など、多くのビジネスタスクが自動化され大幅な作業の効率化に繋がります。

2023年6月現在はまだ一部のユーザーにのみ提供という形になっています。

ただし、Microsoftから「今後数週間以内には全世界のMicrosoft 365ユーザーに順次提供される予定」というアナウンスがあり、いつ提供が始まるのか期待が高まっています。

Adobe PhotoshopにAI機能「ジェネレーティブ塗りつぶし」が登場

アドビは5月23日、「Adobe Firefly」のジェネレーティブAI機能をデザインワークフローに直接統合した「ジェネレーティブ塗りつぶし(英語名:Generative Fill)」を発表しました。

Photoshop デスクトップ版(Beta)にてすでにその提供が開始されています。

Photoshopのジェネレーティブ塗りつぶしでできる主なことは下記4点です。

  • ・背景の生成
  • ・オブジェクトの生成
  • ・オブジェクトを削除
  • ・画像を拡張

早速使ってみました。

1.背景の生成

背景を選択し、ジェネレーティブ塗りつぶしのテキスト入力欄に「New York」と打ち込み「生成」を選択するだけで自動的に変化します。

2.オブジェクトの生成


背景の生成と同様、オブジェクト(人や物)を追加したい位置を選択ツールで作成し、ジェネレーティブ塗りつぶしを選択します。


「a dog」と打ち込み生成してみました。

まるで本当にそこに居たかのように、3種類の犬が自動で配置されています。

とても自然なのでまさかこれがAIで作成された犬とは思えない仕上がりです。

3.オブジェクトを削除

先ほどとは逆に、画像の中にあるオブジェクト(人や物)を消すことも可能です。

サミットで世界的に有名となった宮島の大鳥居です。

大胆にもこちらを消してみましょう。

手順は、消したいもの(今回は大鳥居)を影も含め選択、ジャネレーティブ塗りつぶしを選択、生成を選択するという、今まで同様シンプルなものです。

すっかり姿を消してしまいました。

注意点としては、消したいオブジェクトの影まで選択をするという点です。

きちんと影も含めて選択しない場合、オブジェクトの削除とみなされず、違うオブジェクトが生成されてしまうこともあるので気をつけましょう。

4.画像を拡張

画像のトリミングをする際、「もう少し背景に余白が欲しかったな」という場面はよくあります。

そこでも、今回の新機能がとても役に立ちます。


ジェネレーティブ塗りつぶしを使って、この画像の左右に背景を足していきます。


カンバスサイズを大きくすると、左右はポッカリと余白になってしまいます。

その余白部分を選択し、ジェネレーティブ塗りつぶしを実行すると・・・

驚くほど自然な背景が追加されました。

今までたくさんの時間や労力、技術を必要とした画像修正ですが、この機能の登場で大幅な時間削減が期待できそうです。

テスト勉強用アプリ「暗記メーカー」

暗記メーカーは、無料のテスト勉強用アプリです。

下記4種類の多彩な問題形式で問題集を作成することができます。

  • 1.記述問題(自分で答えを入力する問題形式)
  • 2.選択問題(複数の選択肢の中から正解を1つ選ぶ問題形式)
  • 3.選択完答問題(複数の正解を選択肢から全て選ぶ問題形式)
  • 4.完答問題(複数の解答を自分で入力する問題形式)

作成した問題集を友人と共有したり、パソコンでまとめて編集することもできます。

定期テストのある中高生や大学生だけでなく、社会人でも資格試験の勉強などに役立ちそうです。

おわりに

以上、2023年5月にクランチタイマーで話題になったWebサービスやアプリ、AIツールを紹介しました。

次回も最新のWebサービス・アプリ、AIツールについてご紹介するので、お楽しみに!

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筆者

メディア編集部

クランチタイマーのメディア編集部です。 話題になった最新のWebサービスやアプリなど、ITに関するトレンド情報をお届けします。

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