この記事では、2023年4月にクランチタイマーで話題になった最新のWebサービスやアプリについてご紹介していきます。
LISTENは、OpenAIが提供する書き起こしAPI「Whisper」を使い、配信済みのポッドキャストの内容を自動で文字起こしするサービスです。
はてな創業者である近藤淳也氏が公開したことでも話題となりました。
ただ文字起こしを公開するだけではなく、番組にコメントを書き込んだり、星を付けて出演者と交流するコミュニティ機能も備わっていることが大きな特徴です。
文字を見ながら聴くことで内容に対する理解が深まったり、特定の発言をSNSでシェアしたい時に便利です。
また文字起こしされたテキストをクリックすると、その場所から再生することも可能です。
昨今のラジオブームに拍車をかける存在として期待されています。
Smafoo(スマフー)は、TikTokやInstagramのReels機能のようなショート動画で飲食店を検索する新感覚アプリです。
縦型ショート動画をメインコンテンツとした直感的な操作で、全国の飲食店99%の約62万店の検索が可能となっています。(2023年4月現在)
基本操作画面は、位置情報と連携し半径1km内のお店をランダムで表示する仕様です。
空席情報をリアルタイムで確認可能なため、その時行きたいお店の混雑状況をチェックしてから来店することができます。
現在地以外の場所やジャンル、予算など、ユーザーのニーズに合わせた検索も可能となっています。
ユーザー同士で気に入った店舗を共有・宣伝する事や、SNSアカウントとの連携も可能になっており、新たなグルメ検索方法として注目を集めています。
実際に利用してみた感想としては、まだ首都圏メインで地方にまでは浸透していない印象を受けました。
動画を見ると今までのグルメ検索サイトとは違う臨場感があり、足を運んでみたくなる気持ちも高まります。
今後飲食店の戦略としては、このような縦長動画に映えるよう食事提供の後で客側が何かアクションをする(添付画像のようにアイスに抹茶ソースをかける、など)メニューを増やすといったことも考えられます。
地方ではまだ動画を投稿されていない飲食店が多いので、いち早く動画をあげると首都圏からの観光客やトレンドに敏感なZ世代にリーチできる可能性が高まりそうです。
Bonusは、テレビを視聴するだけでポイントが貯まる新感覚ポイ活アプリです。
「テレビを見る」という日常的な行動がお金に結びつく点が面白く、話題を集めています。
アプリには独自に開発した音声検出機能が搭載されており、テレビCMの音声を自動的に検出し、ユーザーがCMを視聴したと判断することでポイントを獲得することができます。
「報酬を獲得する」「報酬を貯める」「報酬を交換する」の3つの機能が存在し、誰でも簡単に利用可能です。
テレビCM接触時に獲得できる報酬については「コイン」「ポイント」「リワード」の3種類となっており、それぞれ用途が異なります。
異なる種類の報酬を同時に獲得できる場合もあります。
対象は放送されているCM放送全体の大体7割程度となっており、1コイン0.015〜0.018円、1ポイント0.025〜0.03円のレートでAmazonギフトカードや楽天ポイント、PayPayなどへ変換することが可能です。(2023年5月現在)
Zaimは、累計1000万ダウンロードを記録した人気家計簿アプリです。
Zaimに、買った食材をもとにAIがレシピを提案してくれる新機能が追加されました。
「鶏もも肉とピーマンを使って簡単に作れるものは何か」など、質問をするとChatGPTが瞬時に対応してくれます。
さらに、直近の1〜2週間の購入履歴から食材を自動的に抽出してレシピを提案してくれる機能もあるため、毎日の食事を作る全ての人に嬉しい機能となりそうです。
毎日の献立決めやフードロスの削減に有効な機能となることは間違いないでしょう。
ほけんGAIはどんな保険の悩みにも対応可能な会話AIです。
AIなので、24時間365日、最長60秒以内に回答してくれます。
ChatGPT技術を基盤に、保険分野に特化した強化学習をしているため、対人では言いにくい悩みも気軽に相談することができます。
AIだからこそ相談しやすい面もありますが、同ツールを使えば、プロの保険アドバイザーとLINE面談をつなぐことも可能になっています。
都心部には保険ショップと呼ばれる保険相談ができる店舗が多くありますが、まだ地方までは店舗が広がっていません。
そのため、保険ショップの少ない地方に住む方や、営業時間内に来店できない方、いきなりお店には入りづらい方など、さまざまなニーズに合わせて利用が可能なサービスです。
OPTiM Contractは、AIを活用した契約書管理サービスです。
WordやExcelファイルをアップロードするだけで、契約書の管理台帳をAIが自動作成してくれるため、手間のかかる入力業務をなくすことができます。
管理台帳の自動作成だけではなく、契約書の検索や更新、ステータスの確認、契約書に関連するタスクの管理など、契約書の管理に役立つさまざまな機能があります。
契約終了日が近づくと契約担当者と上長へメールで知らせてくれる機能もあり、契約書管理が容易になります。
OPTiM Contractは、契約書の管理にかかる時間とコストを削減するだけではなく、契約書の紛失・情報漏洩リスクを軽減することにも役立ちます。
以上、2023年4月にクランチタイマーで話題になったWebサービスやアプリを紹介しました。
次回も最新のWebサービス・アプリについてご紹介するので、お楽しみに!
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