「メールマーケティングに興味があるが、どのような手法があるか分からない」
「月に1回メルマガを送っているものの、いまいち効果測定ができていない」
自社のWebマーケティングを担当していて、このように疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、初心者でも簡単に「ただ送るだけ」から一歩進んだメールマーケティングをおこなう方法をご紹介いたします。
まずは、一般的なメールマーケティングの種類について、おさらいしておきましょう。
メルマガ(メールマガジン)は、自社の製品やサービスの情報など、事前に許可を得た購読者に配信することで、コミュニケーションをとる手法です。
(例)
ユーザーの検討フェーズやアクションに応じて、あらかじめ準備しておいたスケジュール・内容で、メールを段階的に自動配信する手法です。
(例)
ユーザーの条件に合わせて、必要だとされる適切な情報を配信する手法です。
業種、性別、居住地、商品の購入履歴などが活用されます。
(例)
カートから離脱したユーザーに対してリマインドメールを送るなど、ユーザーの行動をもとに配信する手法です。
ユーザーの興味が高まっているタイミングに合わせて、アプローチすることができます。
(例)
次に、メールマーケティングで初心者が陥りがちな失敗例と、その対策をご紹介します。
メールマーケティングにおいて最も必要なのは、顧客にとって有益な情報を発信し、信頼関係を構築するということです。
そのためには、顧客がメールを開封したのか、どのようなリンクをクリックしたのか、効果測定をすることが必要です。
最低限上記の指標は測定し、配信内容やスケジュールなどの改善によって、PDCAを繰り返しおこないましょう。
なお、メールマーケティングにおけるKGI(最終目標)の設定や、その結果を確認をすることも大切ですが、闇雲に設定しても非現実的な数値になってしまうことがあります。
まずは、現状におけるメールの開封率やコンバージョン率などを測定し、明確な目標について検討してみましょう。
blastmail(ブラストメール)は、最低限必要な機能だけを厳選した価格の安さから、顧客導入シェア数11年連続1位を獲得しています。
主な機能としては
などがあります。
Lightプランであれば、初期費用10,000円(1年契約で半額)・月3000円で手軽にメール配信や効果測定をおこなうことができます。
配配メールは、メールマーケティングに必要なものが揃った機能の充実さと、きめ細かなサポート体制が魅力です。
主な機能としては、
などがあります。
ただし、プランによって利用できる機能が異なるため、詳細な金額については問い合わせが必要です。
Googleアナリティクスでは、URLにパラメーターを付与することで「メルマガ別の流入数」や「どのリンクのクリックが多いか」を計測することが可能です。
パラメータとは、URLの末尾に付ける「?utm」から始まる文字列で、同一ページのURLであっても別のURLとしてGoogleアナリティクスで計測することができます。
(参考:自社URLにパラメーターを付与したURL)
まずは、Googleが提供している「Campaign URL Builder」を利用し、パラメーターを作成します。
最低限必要な設定項目は、下記の通りです。
1.website URL:誘導するWebサイトのURL
(例)https://www.crunchtimer.jp/blog/17215
2.campaign source:参照元の名称
(例)mailmagazine
3.campaign medium:参照元メディアの種類
(例)email(Googleのルールに合わせる必要あり)
4. campaign name:キャンペーン名
(例)20230101(配信した日付など)
入力が完了したら、画面下にURLが表示されているので、そのURLをメルマガの文中に入れるリンクなどで活用しましょう。
UTMパラメータを設定後、GA4で数値を確認する方法ですが、集客>トラフィック獲得より確認することができます。
「セッションのデフォルトチャンネルグループ」横にあるプラスマークから、トラフィックソースからセッションの参照元/メディアを選択しましょう。
これにより「Campaign URL Builder」で設定したキャンペーンからのユーザー数などを確認することができます。
先ほども述べたように、メールマーケティングにおいて最も必要なのは、顧客にとって有益な情報を発信し、信頼関係を構築するということです。
現状おこなっているメールマーケティングで、内容をセグメントせずに、顧客リスト全員に送っているという場合は、まず顧客の分類を始めましょう。
例えば、不動産を検討中のユーザーに対しては、年齢・性別・家族構成・過去の購入履歴といった情報をもとにおすすめの物件を発信することによって、ニーズに合わせた有益な情報を発信することが可能になります。
具体的な顧客の分類方法としては、下記のような例が挙げられます。
以下は、市場や顧客を分類する際に把握しておくと良いとされる、代表的な変数(基準・根拠)です。
必ずしも全て必要という訳ではありませんので、自社のサービスや配信内容にあわせて顧客情報の整理や分類をおこないましょう。
BtoBの場合は、業種・企業規模・従業員数・部署・役職・決済権の有無などが挙げられます。
BtoBの場合は、企業や店舗の所在地域などが挙げられます。
BtoBの場合は、その他にビジネス課題などが挙げられます。
特にBtoBの場合、顧客が過去に自社サービスを利用しているかしていないかで、配信内容を分ける方法が効果的です。
顧客の分類については、大きく分けると3種類考えられます。
例えば既存顧客に対しては、顧客が購入したサービスに関連する商材の紹介、何か困りごとがないかの確認・フォローメールなどが効果的です。
失注顧客に対しては、事例紹介コンテンツや顧客インタビューなど、購入を後押しするような情報が良いでしょう。
一方で、まだ一度も購入にまでは至っていない見込み顧客には、ブログ記事やセミナー情報、クリックしたURLから顧客の関心があるような情報を発信することも効果的です。
効果測定の結果から開封率やクリック率が伸びていない場合は、件名や配信日時などの改善をおこないましょう。
ここまで初心者でも簡単に、効率的なメールマーケティングをおこなう手法についてご紹介しました。
メールマーケティングは、コストが低く費用対効果が高い施策ですが、全ての顧客に同じアプローチをするだけでは効果が得られません。
正しい効果測定や顧客分類を実施し、有益な情報発信を通して顧客の満足度を高めましょう。
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