今回は、2022年12月に更新された、検索エンジンに関わる最新情報をご紹介します。

品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加

https://developers.google.com/

Googleでは、検索結果の改善のためにE-A-T（専門性、権威性、信頼性）にExperience（経験）が追加されE-E-A-Tに変更されました。

この変更により、商品やサービスに対して実際に経験したことを伝えているかなど、コンテンツに経験が織り込まれているかが新しい評価の指標になります。

しかし、E-A-Tで求められてきたコンテンツの品質はこれまでと変わらず重視されており、信頼できる情報を検索結果に表示するという基本原則はこれまで通り維持されています。

リンクスパム対策アップデートのリリース（Google検索）

https://developers.google.com/

スパムアップデートとは、検索結果を上げる目的で不正に集められたスパムリンクがあるWebサイトを対策するためにおこなわれるアルゴリズムの更新を指します。

現在Googleでは、検索結果に対する不自然なリンクの影響をなくすために、SpamBrainを活用しています。

SpamBrainは、aiをベースにしたスパム対策として2018年から導入されており、Googleからは次のような効果も発表されています。

Google は 2018 年に SpamBrain をリリースして以来、常にパフォーマンスの向上に努めてきました。
2021 年に SpamBrain が特定したスパムサイトは、2020 年の約 6 倍に上りました。
その結果、2020 年に多く見られたタイプのハッキング スパム（70%）や、ホスティング プラットフォーム上の中身のないスパム（75%）が大幅に減少しました。

出典：2021年のGoogleの検索スパム対策

検索結果を上げるために不正に集められたリンクがあるWebサイトは、リンク評価の無効化や検索結果への影響が起こるため、早急に改善をしましょう。

Google検索ステータス ダッシュボードのご紹介

https://developers.google.com/

Google検索ステータスダッシュボードでは、過去7日間に問題が発生した検索に影響を与えるシステム（クロール、インデックス登録、表示）の最新のステータスを把握することができます。

ただし、あくまで広範囲にわたる問題の把握が目的とされているため、検索システムにシステム上の問題が起こり、多数のサイトまたは検索ユーザーに影響する場合に活用されます。

Googleでは、検索エンジンでの問題をエンジニアが把握後、1時間以内にダッシュボードで公表し、12時間以内に問題に対するアップデートを実施することを目標としているとのことです。

また、ユーザー側で実行可能な解決策があれば、その案内も行われます。

Google検索の視覚要素ギャラリーのご紹介

https://developers.google.com

Googleでは、Google検索結果において最も一般的なUI要素に関するイラスト付きガイドを公開しています。

視覚要素とは、ユーザーが感知または操作できるGoogle検索結果の構成要素です。

ギャラリーでは、テキスト検索結果だけではなく、サイト名やファビコンといった検索結果のソースを示すアトリビューションや、画像・動画検索結果、より関連性の高い結果を表示する探索機能などの視覚要素も確認することができます。

検索結果を構成する視覚要素の見た目や名前などをイラスト付きで理解できるため、ぜひ確認しておきましょう。

終わりに

本日は、2022年12月に更新された、検索エンジンに関わる主な最新情報をご紹介しました。

その他専門的な内容を含みますが、すべての更新情報はこちらからご確認いただけます。
https://developers.google.com/

今後も定期的に新しい情報をお届けしていきますので、ぜひ皆さんのサイト運営にお役立ていただければと思います。