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効率的にスキルレベルを統一!新人エンジニアの教育方法とは?

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こんにちは!クランチタイマーエンジニアの小林です。

本日は、新人エンジニアに必要な教育方法についてご紹介していきます。

記事中では、先輩エンジニアがおこなう指導の負担を極力減らし、効率的に新人エンジニアが成長できるために重要なポイントも紹介していきたいと思います。

新人エンジニアの教育方法に悩みを抱えている方や、今後エンジニアの教育環境を整えたいと考えている方は、ぜひ今回の内容を参考にしてください!

①ロードマップの作成をする

メンバーが増えた場合、進行中のプロジェクトにいきなり入ってもらい、簡単なタスクをやりながら少しずつ仕事を覚えるというやり方をとっている企業も、少なくありません。

しかしそのやり方だと

  • 新人教育にかかる負担が増え、教育担当であるエンジニアが時間をとられてしまう
  • 最初にアサインされたプロジェクトによって、習得している技術スタックがバラバラ
  • 各メンバーの技術レベルや習得状況を把握できない
  • といった問題が発生してしまいます。

    まず、新人のエンジニアを教育する際に最初に用意すべきなのは、ロードマップです。

    ロードマップを作成する大きな目的としては、新人エンジニアが学習をする際に何を学んだら良いかを明確にするためです。

    ロードマップの内容

    ここからは、クランチタイマーで実際に使用しているロードマップの内容をご紹介します。

    クランチタイマーのロードマップは、「準備編」「初級編」「中級編」の3つに分けて作成しています。

    ロードマップ(準備編)

    ロードマップ(準備編)

    「準備編」は本格的な学習に入る前に、現状の実力を測るために用意しています。

    具体的には、簡単なサイト1ページをレスポンシブも含めて模写するというものです。

    またHTML&CSSの知識以外に、GithubやDockerなど学習を始める前に知っておいてもらいたい技術の項目も作成しました。

    目安の期間は1週間を設定しています。

    初級編

    初級編

    次の「初級編」では、基本的なWebサイトを1人で作れるレベルになることを想定しています。

    内容としては、WordPressでオリジナルテーマを作成してポートフォリオサイトを作るというものです。

    デザインは見本のサイトを参考にするので、模写のような形になりますが、実際に使用する画像や細かいレイアウトなどは自由に作ってもらいます。

    作成したサイトは、実際にサーバーにあげて、ドメインと紐付けやSSL化まで行うので、インフラ周りの基礎知識も習得することができます。

    なお「初級編」は1ヶ月を目標期間に設定していますが、クランチタイマーではほとんどのメンバーが4週間以内に完了しています。

    中級編

    中級編

    最後の「中級編」基本的なWebアプリケーションを1人で作れるレベルになることを目標に作成しました。

    内容は、Laravelでレストランレビューアプリを作成するというものです。

    データベースのテーブル設計や、入力された内容によって表示が動的に変わるといった、バックエンド開発の基礎的なスキルが学べます。

    またログインユーザーの権限によって操作に制限をかけたり、データベースに登録されているデータを条件で絞って検索するなどの、少しレベルの高い実装も習得できます。

    「中級編」は2ヶ月以内に完了させることを目標に取り組んでもらっていますが、ほとんどのメンバーは目標期限以内にクリアできます。

    これら3つの課題を合わせて3ヶ月以内にクリアすると、その後実務に参加できるという流れになっています

    ロードマップで得られる効果

    ロードマップを作成することにより、

    • 学習すべき内容とゴールが明確になったことによる、学習モチベーションの向上
    • 全員が同じ課題をクリアすることで、習得スキルの統一と把握がしやすくなった
    • 学習期限を定めた学習スケジュールを提示することができるようになった
    • 学習進捗が明確なため、新人エンジニアの学習サポートや進捗把握がしやすくなった

    といった効果が得られます。

    新人エンジニア側としても、課題と期限が明確になり、しっかりと目的意識を持って学習に取り組めるので、学習効率が格段に上がります。

    また、ロードマップの内容を全てのメンバーに周知・理解してもらうことも重要です。

    その理由としては、新人エンジニアの質問に対して、誰でも迅速に答えられるようになるためです。

    ロードマップを作成する際に重要なポイント

    ロードマップを作成する中で、教育にかかる手間や時間を最小限にするために重要だと感じたポイントがあります。

    使用機会の多い技術を習得できる内容にする

    会社や業務の内容によって、使用機会の多い言語や技術は異なりますが、習得するものは活用する機会の多いものを設定しましょう。

    「モダンだから」「基礎だから」とあまり普段の業務で使用しないものを設定してしまうと、思うような効果が出ず、作り直す際にコストが余計にかかってしまいます。

    参考にした記事情報やよくある質問はドキュメント化してまとめる

    ロードマップを活用する中で参考になる記事はだいたい似通ってくるので、あとから学習を開始するメンバーの学習効率を上げるためにも、記事URLは共有するようにしましょう。

    また何度も出てくる質問があれば、ドキュメント化してそれを共有することで、毎回質問に回答するコストを省くことができます。

    課題を設定する際は、達成条件や過程を分かりやすく設定する

    課題内容が不明確だと何度も質問に対応する必要があるため、かえってコストが高くなります。

    少し考えさせる余地は残しつつ、出来るだけ具体的に分かりやすい課題内容とゴールを設定するといいでしょう。

    定期的に進捗を確認する

    進捗確認は既存メンバーの負担にならないよう、1週間に1回くらいのペースで定期的に行うと思わぬ進捗遅れを見逃さずに済み、結果コストの削減に繋がります。

    ②共通ルールを作成する

    エンジニア教育において、2つ目に作成すべきものは、共通ルールです。

    こちらを作成する目的としては、新人エンジニアが学習を進める際に守って欲しいルールや進め方を明確にし、お互いの認識のズレをなくすためです。

    共通ルールの内容

    実際にクランチタイマーで作成したルールの大まかな内容は、以下の通りです。

    最低出社日数に関するルール

    クランチタイマーでは、インターン生も学習期間中、最低週に2日は事務所に来てもらうようにしています。

    初めのうちからリモートで学習していると、既存メンバーとの仲が深まりにくくなってしまい、質問をしにくい環境が生まれてしまうためです。

    ただし、チャットやビデオツールを使用しての質問の回答は、無駄なコストや時間が発生しやすくなります。

    出来る限り対面で質問してもらいましょう。

    毎週の進捗報告に関するルール

    1週間の学習進捗は、その週の日曜日までに報告してもらうなど、ルールを設ける必要があります。

    定期的に自分で進捗を報告する習慣を付けてもらうことで、常に進捗を意識した学習スケジュールを建てられるようになります。

    学習進捗に対して遅れが発生している場合は、理由も合わせて報告してもらうことで、学習中盤に中だるみを防げます。

    質問の仕方に関するルール

    質問の仕方についても、あらかじめルールとして決めておきましょう。

    最初に共有すれば、後から何度も説明するコストが省ける上に、間違った質問の仕方を注意するコストも削減できます。

    進捗遅れに対するペナルティについて

    進捗遅れが発生した際のペナルティを明確にすると、学習に緊張感を持たせることができるのでおすすめです。

    共通ルールで得られる効果

    共通ルールを作成することにより、

    • 毎回同じ内容の説明をする時間コストを削減できるようになった
    • ルールの伝え漏れがなくなった
    • ルールを忘れてしまっても、再確認が容易になった
    • 新メンバーにルールが浸透しやすくなった

    といった効果があります。

    ルールを作成する前と比べて作成した後の方が、チームとして共通の認識をもって学習を進めやすくなります。

    新人エンジニア側としても、口頭で説明されるよりも理解しやすく、何度も見返せるためルールを知らなかった・忘れてしまったというミスが少なくなりました。

    特にルールを伝え忘れるリスクや時間コストを減らせたのが大きなメリットだと感じました。

    共通ルールを作成する際に重要なポイント

    共通ルールを作成する中で、先輩エンジニアにかかる負担をなくし、お互いに無駄な時間をなくすためにも大事だと感じたポイントがあります。

    • 入社直後にしっかりと内容を説明して理解させる
    • 内容をコロコロ変更させない
    • やむをえずルールが守れない場合の対処も明記する

    まずは入社直後に、ルールの説明と質問対応を行い、しっかりと内容を理解してもらうようにしましょう。

    最初にルールをしっかりと把握してもらうことで、その後の学習がスムーズに進みやすくなります。

    また、ルールの内容がコロコロと変わってしまうと、新メンバーがルール内容を誤って認識する可能性が高くなるので、1度決めた内容はできるだけ変えない必要があります。

    体調不良や予測不能の事態でルールを守るのが困難な場合の対処方法も、事前にしっかりと決めておきましょう。

    おわりに

    最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました!

    この記事が、新人エンジニアの教育に悩む人たちの役に少しでも立てばとても嬉しいです。

    教育の方法には正解はないですが、こちらの記事を参考にしながら、自社に合ったやり方を模索していただければと思います。

    また、クランチタイマーではWebサイト制作からスマホアプリ開発まで幅広く、さまざまな制作の依頼や相談をお待ちしております!

    少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ一度クランチタイマーへご相談ください!

筆者

小林 翔

広島出身のエンジニア。元スポーツトレーナーで2021年からエンジニアとして様々な開発業務に携わってます。プログラミングと筋トレが大好きです。

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