「今すぐオウンドメディアを作りたい!」
でも、日々の業務に追われてなかなか着手できない
どのように始めたらいいのか分からない……とお悩みではありませんか?
この記事では効率的に今すぐ始めるためのオウンドメディアの作り方をお伝えします。
オウンドメディアを始めたい皆さんの、最初の一歩をお手伝いできれば幸いです。
はじめに、オウンドメディアの意味をご説明しておきます。
オウンドメディア(Owned Media)とは企業が自社で保有する、パンフレット・コーポレートサイト・SNSなどすべてのメディアの総称。
広義の意味ではどれもオウンドメディアの一つではありますが、Webマーケティングでは、自社が所有しているWebマガジンを指すことがほとんどです。
では、オウンドメディアを始めるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
主なメリットをご紹介します。
現在多くの企業が行っているWeb広告を頼った手法では、どうしても広告単価に左右されてしまいます。
そのためWeb広告に頼らず、自社のファンを育てていくオウンドメディアにメリットを感じる企業が増えてきたのではないでしょうか。
どのようなオウンドメディアを目指すかにもよりますが、発信する分野に知見がある場合は外部に依頼するよりも、社内で記事を作成することをおすすめします。
長く続けられるチームづくりをすることが、オウンドメディアを長く続けていく上ではとても重要です。
経営陣にもオウンドメディアを作るメリットや長期的に運用する必要性についてしっかりと理解を得た上で、オウンドメディア以外の業務と兼任する場合は負担をかけすぎないようにチームづくりをしましょう。
オウンドメディアには、最低限下記のような役割をもつメンバーが必要になります。
もちろん、社内のリソースで足りない部分は外注したり、予算次第でSEO対策を専門性の高い業者に任せることができます。
今すぐに多くのメンバーを巻き込むのは難しい、という場合は、社内でまず方向性を定めるために必要なチームリーダーとディレクターを決定しましょう。
オウンドメディアを始めるにあたって、最初に必要なのはどのような目的をもって、誰に届けたいのかを整理することです。
目的は企業によって様々かと思いますが、代表的な目的の例をご紹介します。
目的は複数設定することも可能ですが、その場合は優先順位をつけていきましょう。
KPI(中間目標)は、最初のうちは細かく設定しなくても問題ありません。
オウンドメディアを立ち上げてすぐの間は、検索エンジンからのアクセスも集まりづらく、PVやお問い合わせ数での成果判断が難しいもの。
最初のうちは、ひと月に公開する記事の数をKPIに設定しておきましょう。
ひと月に公開する記事の数は、無理なく少ない記事からでも大丈夫です。
簡単に作ることができる記事を量産するよりも、より専門性・独自性がある内容でユーザーの役に立つコンテンツ作りを心掛けることが大切です。
次に、どのようなターゲットに届けたいのかを整理していきます。
新規リードの獲得を目指している場合→これから自社のサービスを購入する見込みがある顧客。
人材の採用を目的としている場合→求職者。
大まかに言えばこのようなターゲットですが、ただこれだけではターゲットの具体的な人物像や抱えている課題まで明確化できていません。
そこでまずは、実際に知っているターゲット一人をペルソナとしてイメージしてみましょう。
例えば、過去に自社のサービスを契約したことのある顧客や、既に自社で採用されていてターゲットに近い社員など。
身近な人物を想像すると、より具体的にターゲットの思考や行動が理解しやすくなります。
例えば、自分が知っている情報だけではわからない場合は、顧客にインタビューをするのもおすすめです。
ペルソナのどのような情報をまとめたらよいか迷った際には、下記のテンプレートをぜひご活用ください。
ペルソナイメージ
「記事内に、コンバージョンに繋がる導線がない」
「サービスの紹介ページがなくて、詳しい内容が分からない」
そんなサイトのままでは、十分な成果に繋げることが難しくなります。
いくら良い記事が書いてあっても、ユーザーは記事だけを見てコンバージョンに至ることは少なく、様々なコンテンツを見て判断します。
上記以外にも様々な施策がありますがユーザーがストレスなくスムーズに問い合わせできる環境を整え、日々改善していくことが重要です。
オウンドメディアサイトの構築自体は専門業者に任せる方が、自社のコンセプトに合ったデザインやサイト内部のSEO対策などを十分に行うことができます。
また、サイトの構築には時間がかかるため、キーワードの選定や記事の執筆と同時進行で進めておけるといいでしょう。
目標やターゲットが明確になった後は、オウンドメディアで狙うべきキーワードを選定します。
キーワード選定とは、ターゲットユーザーが検索しているキーワードから記事化するテーマを選ぶ作業のことです。
オウンドメディアでは言いたいことを自由に書くのではなく、ターゲットにどんなニーズがあるのか先読みすることが重要になります。
まずは、先ほど設定したペルソナが知りたがっているであろう情報をイメージして、キーワードを洗い出していきましょう。
具体的にキーワードが思い浮かばないときは、自社のパンフレットやサイトを見返してみたり、類似のサービスを行う他社のサイトやオウンドメディアを参考にするのも方法の一つです。
この段階では、細かいキーワードを出すよりも、軸となる単語を出していきましょう。
単語の数が溜まったら、2語以上のキーワードから構成される複合キーワードを考えまとめていく必要があります。
ユーザーは具体的な悩みがあるときほど、2語以上の複合キーワードを使って、より具体的な言葉で検索します。
例えば「ジム」ではなく、「ジム 安い」「ジム パーソナル」など。
どんな複合キーワードがあるのか、キーワードのボリューム数はどのくらいか確認する場合は、無料のキーワード選定ツールを活用しましょう。
このツールでは、キーワードを入れると、そのキーワードをもとにした複合キーワードを一覧で洗い出してくれます。
右上には全キーワードをコピーするボタンもあるので、コピーしてGoogleキーワードプランナーに貼り付けることも可能です。
このツールでは、キーワードの月間検索ボリューム数を調べることができます。
しかし、無料の機能のままでは、検索ボリューム数は100~1000といった大まかな数字での表示になってしまいます。
数字を細かく見たい場合は、Google広告に少額でもいいので出稿すれば、表示されるようになります。
次に、集めたキーワードに優先順位をつけていきます。
これら全てに当てはまるもので、優先して執筆するキーワードを絞り込んでみましょう。
多くの競合がいない状況であれば、特に効果が出やすいかもしれません。
これから書こうと思っている内容と似たような他社の記事がたくさんシェアされているようであれば、今後もSNSでシェアされる可能性が高いです。
※もちろん、検索ボリュームが少なくても、コンバージョンに繋がるキーワードは多くあり、ナーチャリングといって購買意欲がないユーザーをコンテンツを通して顧客に育てるという考え方もあります。
この先もずっと、検索ボリュームが少ないキーワードの優先順位を下げるべきではありませんが、まずはじめの一歩として、こちらの優先順位から始めてみましょう。
SEOライティングとは、Googleなどの検索エンジンで上位表示させることを意識して文章を書くことを指します。
オウンドメディアの集客方法には、広告やSNSなどもありますが、SEOライティングは費用もかからず対策しやすいというメリットがあります。
これらは一例にはなりますが、簡単にできるものばかりですので、ぜひ実践してみてください。
更に、SEOライティングができているかのチェックシートを用意すると、相互チェックがしやすくなります。
こちらにテンプレートを用意しているので、ぜひご活用ください。
コンテンツはリリースして終わりではなく、PDCAサイクルを回す必要があります。
これらを定期的に確認しながら、改善・検証を繰り返していきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
たとえ良い記事であっても、成果に結びつくまでには時間がかかります。
長期的な視点をもって、オウンドメディアを育てていきましょう。
クランチタイマーでは、オウンドメディアの戦略づくり・構築・運用まで、さまざまなサービスをご用意しています。
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