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2015年4月17日/ インタビュー, ビジネス,

未来を創るアスカネット福田幸雄が語るビジネス成功の条件[後編]

前編では福田社長のこれまでのビジネス成功体験について語って頂きました。

 

本後編では福田社長の考えるビジネス成功に必要なこと、また世界中を驚かせた空中ディスプレイについて伺います。

 

▼前編を読んでいない方はこちらから
未来を創るアスカネット福田幸雄が語るビジネス成功の条件[前編]

 

ビジネス成功の条件

ー本日お話を伺っていると、これまでの成功は福田社長の勉強熱心な姿勢が身を結んできたように感じられました。

福田幸雄社長(以下、福田)

先ほど(前編)も申しましたが、私は所謂オタク的なところがありまして、子供の頃から機械いじりが好きで、自分でいろんな物を作ってきました。

 

学生時代には無線機作りに熱中し、パラボナアンテナも設計して立てたりなど、当時電波管理局の人でさえ分からないようなこともしていました。

その頃はメーカー製の無線機がなく、自分で作るしかなかったのです。

今でも自宅でアンプを作ったりしてます。

 

今思えば、昔から自分で考えて自分でなんとかすれば必ず成功するという体験が身についていたのでしょう。

また、世の中に何が不足しているかを探すのも趣味でした。

ですので、私にとっては仕事と趣味の間に境界線がないんです。

 

ービジネスに成功する条件をどのようにお考えですか?

福田

ビジネスはオタク精神、要するに技術があって、マーケティングができれば成功します。

どちらかが欠けてもダメ。

技術が素晴らしくても何の役に立つか分からないと意味がありませんし、市場のニーズを理解していてもどんな技術があれば解決できるかというアイデアがないと成功しないのです。

 

それは必ずしも一人で技術もマーケティングも両方できないといけないわけではありません。

マーケティングができてアイデアがあっても技術がない、その場合は技術を持った他の人を探して一緒にやればいいのです。

 

ただし、ビジネスが実際に成功するまで5年はかかります。

 

それは「恐らく成功するだろう」と曖昧な状況から始めてからではなく、「100%成功する」という自信を持って始めて、そこから5年は必要だと考えています。

 

空中ディスプレイを実現したAIプレートが創る未来

福田幸雄さん
※AI(エアリアルイメージング)プレート・・・ガラスや樹脂などで出来た特殊なパネル(AIプレート)を通過させることで、実像の反対側の等距離の空中に実像を結像させることができる。
▼詳しくはこちら
空中ディスプレイ エアリアルイメージングパネル

 

ー続いて今注目の空中ディスプレイについて伺います。空中ディスプレイはどのようなシーンで使われることを想定されているのでしょうか。

福田

これまでのビジネスモデルとは全くかけ離れた異次元の世界の話になりますが、空中の画像表示デバイスとしていろいろなシーンで使用されてくると思います。

 

大きく分けると2つありまして、1つ目は遊園地などのテーマパークで、デジタルサイネージ系として大型のディスプレイを設置し、広告を空中に表示するといった展開が考えられます。

もう一つは、あらゆる操作が実物をタッチしないでできる操作系表示デバイスとして今後使われてくるでしょう。

例えば、車を運転していて、ステアリングを握ったまま「エアコン」と言うと目の前にエアコンの操作パネルが空中に出てきたり、「オーディオ」と言うとオーディオの操作パネルが出てくるようになるかもしれません。

 

他には、マンションに帰ったら空中にパネルが出てきてそれでロック解除するようなことも考えられます。

また、工場ではタッチパネルを使ったシステムが導入されているケースが少なくないと思いますが、工場で使っていると、手の汚れからタッチパネルが汚れてしまい、後で拭き取る作業が発生しています。

しかしそれがタッチパネルそのものを触らず、空中に浮かんだパネルをタッチして済むのであれば、タッチパネルが汚れることもありません。

 

まるで夢のような世界が現実になってもおかしくないと思っています。

出典:YouTube「ASUKANET AIPLATE 紹介動画」

 

ーその夢の世界が実現できることを想定してAI(エアリアルイメージング)プレートを開発されたのでしょうか。

福田

いえ、実は最初は操作系に利用されるとは考えておらず、広告として使えるなという感覚でしかありませんでした。

例えばデパートなどで高級腕時計が空中に浮いてたりすると、みんな注目しますよね、そのような感じで使ってもらえればいいなと。

 

ところが開発当時、世界中のあらゆる電機メーカーが遠くにあるモニタをタッチをしないで操作するためのセンサー作りの研究に励んでいたのです。

ただそれはファー(far:遠い)型と言うんですが、あくまで遠くのものを見て操作をするので、細かい操作が難しかったのです。

 

そんな中当社のAIプレートが出てきました。

それは遠くにあるディスプレイを目の前の空中に映し出し触るというもの、つまりニア(near:近い)型のものが出たことにより、そこから操作系としてこのAIプレートが使えると世界中が意識し始めたのです。

 

ー競合となる企業はありますでしょうか。

福田

正直ありませんね。

同じ技術では当社が特許を取っているためチャレンジできませんし、では別の技術で空中に映像を映し出すことができるかと言えばできないでしょう。

もう何十年も学者達が空中に映像を出そうと研究をし続けている中で、誰一人成功していないのです。

 

福田幸雄さん

 

ーではなぜアスカネットは空中に映像を映し出すことに成功したのでしょうか。

福田

実は長年空中に映像を出す研究をしていた当社の学者が、ある日偶然パソコンで誤った操作でシミュレーションをした際に「特殊な光の屈折の仕方」を見つけたのが始まりでした。

つまり発明ではなく、発見したのです。

 

発光ダイオードも温度を間違えてたまたま見つかったといった話がありますよね。

それと同じです。

 

ー最後に今後のAI(エアリアルイメージング)プレートの展開について教えてください。

福田

現在、世界中の様々なメーカー200社程度にAIプレートの試作品を納めています。

各業界でAIプレートをどのように組み込めるかいろいろ検討頂いているところだと思います。

 

当社も試作品から量産の検討に入っており、将来的には大型化も実現したいと考えています。

大型化が実現できれば、例えば美術館の館内を歩いていたら歴代の学者達が空中に出てきたり、映画館の入り口に映画に出てくるキャラクターなどが映し出される、そんなことも実現可能になるかもしれません。

 

映画や夢の世界はすぐそこまで来ています。

 

本当にこれからが楽しみです。
福田社長、本日はお忙しい中本当にありがとうございました。

 

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